ナーランダ大学跡 2月12日
バロニー到着一時間前に起床。バロニーへは1〜2時間の遅れで到着。
バロニー駅構内で朝食を取り、午前9時、玄奘三蔵の学んだナーランダ
大学跡にバスで向かう。
ナーランダ大学跡にて
ナーランダ大学跡は、広大な遺跡公園になっていて、現在は11の
僧院跡と14の寺院跡がある。なお、今も発掘調査が続けられている。
第三塔(ストゥパ)は巨大で周囲には沢山の龕が掘られ、仏像が納め
られていたが、13世紀頃、イスラム教徒の侵入により、仏像の顔は破
壊されていた。
たいへん残念だと思った。ただ、顔が破壊されていない仏像や菩薩像
がわずかながら残っていたのは救いだった。
ナーランダ大学は5世紀の初め、グプラ王朝のクーラマ・グプタ1世
が創建した。そして、ナーランダ大学は5〜12世紀頃に栄えた仏教大
学で、最盛期には1万人の学僧が集ったという。
中国から留学した玄奘や義浄もここに滞在して学んでいる。
ホ テ ル に て
ナーランダ大学跡を見学後、バスでラジギールのホテルに向かう。
ホテルは日本とインドの合弁でつくったホテルで、昼食は久しぶりの
日本食が出た。団員一同、これまで出されたインドの辛い食事に閉口し
ていたが、この食事はすべて平らげた。
日本のホテルに着いてホッとした事もあり。また、団員一同も疲れて
いるので、午後は休養にあて、竹林精舎、王舎城跡などの参拝は、翌日
に残した。
久しぶりに時間の余裕が出来たので、各自、洗濯やスーツケースの整
理などを行い、夕食までの時間を過ごした。
夕食後、ホテルのお堂で(ホテルは日蓮宗系が経営しているホテルで、
施設としてお堂があった)坐禅を組み、しばし瞑想にふけった。お堂は
吹き抜けで、満天の星がふりそそぎ、お釈迦様の時代も瞑想されていた
のではないかと思う。
その後、部屋に戻り、日本への手紙を書いた。
畳の部屋で久しぶりに熟睡した。
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