住職の部屋

・memu
住職の部屋目次
・インド巡拝の旅 目次
はじめに
第一章 祇園精舎
第一章 舎 衛 城
第一章 ルンビニー
第一章 ホーリー祭
第一章 クシナガラ
第一章 荼 毘 塚
第一章 ナーランダ大学跡
第一章 王舎城と霊鷲山
第一章 ブダガヤ
第一章 日本の女子大生との話
第一章 サールナート
第一章 鹿 野 苑
第二章 ベナレス
第二章 ガンジス河の荼毘
第二章トイレ(2)チップ
第二章 アグラ(1)


 
国境


インド巡拝の旅 第一章 ルンビニ

ル ン ビ ニ ー                  2月10日

 早朝起床。バルランプールからバスにて、国境を越えてネパール領のルンビニーに向かう。
バスでガタガタ道をゆられ5〜6時間。途中、国境で一時間位待たさ れる。

 インドとネパール国境

 インド領側では、日用雑貨、お土産物、食堂などの店が軒を連ねてい る。
バスを降りて、少し店を覗いて、変わったタバコ(一枚のタバコの葉 を乾燥させて巻いたもの)を買って、吸ってみたが、いがらっぽくてわ れわれには何本も吸えるものではなかった。

 ネパール領側では、道端で、トウモロコシを焼いて売っていたり、お 菓子や果物を売っている。  トウモロコシは、日本の半分位の大きさで、買って食べてみるとなか なかおいしい。
 バスに乗っているとネパールの子供達が、「ワンライター、ツーライ ター」と、タバコとライターを交換してくれと、つきまとわれたのには、 まいった。使い捨てのライターやボールペンは結構値打ちがある。
 ただし日本人に対してだけの様に見受けられる。

 ルンビニーに到着したのは、お昼頃。
 近くのお寺で昼食をすませ、マヤ堂、アショカ王柱、産湯の池などに 参拝。

  ルンビニー

 ルンビニーは、全日本仏教会の援助で復興する計画(日本の建築家丹 下健三氏が、何回も足を運び、図面を書いた計画)がある。
 整地はさているが、いまだに建築物は全く建っていない状態。
 この辺を見ると日本とずいぶん違い、のんびりした大陸的な考えだな あと思う。
 マヤ堂では生誕のお経を唱える。
 遠く、ヒマラヤの山々を眺め、素晴らしい風景と出会い。お釈迦様の お生まれになった当時をしのんだ。
 また、ルンビニーはお釈迦様の生誕の地として知られている。
 マヤ夫人がお産のために里帰りする途中、この林まで来て美しく花咲 くアーソカ(無優樹)の枝に手を伸べた時、右脇からお生まれになった と伝えられている。


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