鹿 野 苑
鹿野苑は、大きな遺跡公園といったおもむきで、アショカ王柱やダメ
ーク大塔、ムーランガンダクティ寺院、主殿、僧院跡などがある。
獅子像を乗せていた柱は現在地に残り、刻んだ文字には次のようなこ
とが書かれている。
「教団にそむいたものは追放され、還俗せしめる」
そして、僧院跡などを見て、その大きさに驚いた。
ダ メ ー ク 大 塔
ダメーク大塔では、そのまわりをチベットやブータンの仏教徒が数珠
を持ってまわり、正面で五体投地の礼拝を繰り返している姿を見た。
塔は現在修復されている。側面には、唐草模様や幾何学模様が美しく、
規則正しく表現されていた。塔は、高さ43・6m、底辺36・6mあ
り、グプタ時代の紋様がほどこされ、鹿野苑のシンボルになっていた。
ムーランガンダクティ寺院
ムーランガンダクティ寺院では、堂内いっぱいに、野生司(のうす)
香雪画伯の筆による仏伝図が描かれている。
正面の仏像に参拝して、般若心経を唱える。
このお寺は、1931年にスリランカの僧侶によって建てられた。現
在もスリランカの僧侶が、お寺を守っている。
鹿野苑は、お釈迦様がブダガヤで悟りを得られてから、かつて一緒に
修行した出家に初めて法を説き、5人の出家がお釈迦様に深い理解を示
して初めて弟子になったところ。ここが、お釈迦様の教えを広く世に伝
える第一歩になった地。
バスにゆられホテルに戻り、夕食までの間、土産物や荷物の整理に追
われていた。夕食後も、各自同じようなことを行っていた。
特に、土産物を買う時は、値切る時の駆け引きが面白くて、楽しいひ
ととき」を過ごした。
女性の方は、ハッスルして土産物を上手に値切って買っていた。
今日で、インド仏跡巡拝(6大聖地巡拝)も終わり、明日からの観光
にそなえ、ベットに入った。
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