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インド巡拝の旅 第二章ベナレス |
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ベナレス 2月15日
早朝起床、バスにて、ガンジス河でのヒンズー教徒の沐浴風景を見学。
沐浴場まで
バスを降りて、ガート(沐浴場)に行く途中には、ベナレスの地で死を迎え、
現世の苦から解放されようと、死を待つ人々が列をつくり、金銭を乞う姿を目のあたりに見た。何とも言えない複雑な気持ちになった。
(ベナレスの地は、ヒンズー教徒の一大聖地。ここで死後、火葬にされてガンジス河に流されることが、ヒンズー教徒にとって最大の幸せ。)
ガートに向かい、舟に乗り換え、沐浴風景などを見学した。
船上から
舟から、油をしみこませた紙の芯に火をつけ、葉っぱに乗せて、ガンジス河に流した。(日本の精霊流しと同じ)
ガンジス河の日の出を初めて見た。ほんの数十秒の間に、太陽が上がって来る様子が分かり、たいへん感激した。河の日の出など日本では味わえないことだ。
ヒンズー教徒のガートでの沐浴風景は、太陽に向かって合掌して、頭までガンジス河につかる。ちょっと離れた場所では、洗濯屋が岸辺で、
洗濯物を洗っている。
ガンジス河畔のガートには、それぞれの国の藩王(マハラジャ)が個人で持っていた沐浴場と寺が、今も岸にぎっしり並んでいる。
久美子の家
舟から岸を眺めていると、「久美子の家」と書かれた建物が目に入った。添乗員に「あれは何?」と聞くと、「日本人の女性がインド人と結婚して、
民宿を経営している建物で、よく日本人が利用する宿です」との返事があっる。
「久美子さん」と声をかければ、たまに返事が返ってくるので、みんなで「久美子さん」と声をかけた。本人の久美子さんからは返事はなかったが、
宿に泊まっている日本人から「おはようございます」との返事をもらった。
どこに行っても日本人の多い事にびっくりする。
泊まり客はほとんど日本人で、大人気の民宿。学生の貧乏旅行や修学旅行の宿になっている。
ちなみに、大部屋は一泊、5ルピー。
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